サガン鳥栖における背番号伝説

2008年よりサガン鳥栖を応援している。出身が佐賀県というのとチームのコンセプトや方針に共感できるのが理由だ。

 

サガン鳥栖はこれまでチーム存続が危ぶまれたこともあるし、地方のチームということで当時はスポンサーも少なく以前は少ない資金で活動していた。今みたいにJ1ではなかったし、クラブハウスもプレハブみたいな形だった気がする。

 

そんな中でもチームは努力を重ねて選手を育て、ついに2011年にJ1に昇格した。

できればずっとJ1に居続けてほしいが、カテゴリー問わず地域に根ざし長くチームが続いていけたらと思う。

 

さてそのサガン鳥栖にはいくつかの背番号伝説がある。これは勝手に自分が考えたのもあるが、大体以下のような感じだと思う。応援歴は2008年〜なのであしからず。

 

25番・・・新加入のFW選手がつける。元々は2007〜在籍した藤田祥史の番号。藤田は2007年にJ2日本人得点王。その後、池田圭早坂良太と受け継がれ、現在は安康佑が着用

 

11番・・・鳥栖に限らずストライカーが着ける背番号。鳥栖では2年連続でJ2日本人得点王になった新居辰基の印象が強いが、今では2011年にJ2得点王となって昇格の立役者となった豊田陽平のイメージ。

 

14番・・・若手で有望株の選手がつけるイメージ。高橋義希が着用。高卒で入団した高橋は若くしてチームの中心選手となり、キャプテンも務めた。一時期J1の仙台に移籍したが、鳥栖が昇格した際、再獲得した。それからは中盤のダイナモとして活躍。高橋は一度10番を着用したことがあるが、また14番に戻った。

 

13番・・・右サイドバックの選手がよく着用している。元々は日高拓磨(FWからサイドバックにコンバート)から始まった気がする。その後しばらくSB以外の選手が着用したが💦現在は小林祐三が着用。

 

背番号にまつわるジンクス?

 

7番・・・良い番号のはずが、着用した選手は調子の出ないことが多い気がする。

これまで山瀬幸宏(横浜マリノスから加入)船谷圭祐(ジュビロ磐田)が着用。両者ともかなりの実力者だったが、あまり力を発揮できずにチームを離れた。2019年はイサッククエンカが着用。ただクエンカは今のところ大活躍です。よかった!

 

9番・・・ストライカーが着ける背番号だが、この番号もあまり縁起良くない。自分が見た中では金信泳が着けていたが、あまり得点はとれてない。能力は高いのに何故か得点に恵まれなかった。その2、3年後、後にエースとなる豊田が着けたが、1年で11番に変更。元日本代表の幡戸竜二が着けた時は先発出場は少なかったが、ムードメーカーとしてチームに欠かせない存在だった気がする。他は外国人ストライカーが何人か着けたが、短い在籍でチームを去った。現在は世界的な選手のフェルナンドトーレスが着用。トーレスは2018年J1残留の立役者となったが、2019年に引退を表明している。

誰か9番背負って点を獲りまくってくれ〜💦

 

こういう背番号にまつわる話というのはどこのクラブにもあるんでしょうね。

そうしたのが積み重なってチームの歴史が刻まれることになるんだと思います。

とある草サッカーチームの話

新卒で入社した会社に草サッカーチームがあった。自分も先輩に誘われて、チームに加入し、何年間かそのチームで活動した。チーム名はFCババチョップス。活動は毎週土曜日の夕方18時〜21時。私が入社した会社にはクセのある人が多く、サッカーチームも変わった人ばかりだった。所属しているメンバーは会社の人間だけでなく、会社の人間が知り合いを誘ったり、市の青年センターから紹介された人がいて、さらにいろんな人が集まった。中には外国人の方もいて、フランス人、中国人、韓国人、ハワイの人がいた時もある。皆、個性的なメンバーで女子率ゼロ。男くさい独特な雰囲気があった。

 

大体、練習が終わったら、何人かで飲み行ったりご飯を食べに行く。練習試合の後ももちろん飲みに行く。飲み会では大体、攻撃陣と守備陣が対立していたのが懐かしい。

 

皆、個性的なメンバーでグダグダなところもあったけれど、こんな形でありながらもきちんとサッカーできたのは今思えば本当に貴重だった。

 

最後の方はチームの幹事を僕がやっていたが、使用していた小学校のグラウンドがなくなるのと、自分の仕事の都合で、チームの運営まで手が回らなくなってしまって活動は休止してしまった。

 

もっときちんとやっていけば、いろんな展開があったのではとも思うし、当時のメンバーにも申し訳ない。

 

チームはなくなってしまったけど、いつか今の仕事頑張ってそれなりに地位や実績を積めたら、またサッカーに関する何かを始めてみよう。当時のメンバーにもきちんとした形で活動のけじめをつけれてないし、その日が来るように日々努力していこう。

サッカーファンの日常

f:id:keyzersoze14:20190604145516j:plain

サッカーファンは週末の試合に向けて少しずつ気持ちを盛り上げる。常に贔屓のチームのことを考えながら仕事をしている。次の対戦相手の調子や贔屓チームの選手の怪我状況、練習を観に行くことができたら、その練習様子。ネットによるメディアの記事や試合プレビューなんかも見るが、役に立たないことも。意外と専門記者より長年チームを見てるサポーターの方が分かってることが多い。そうして週末の試合を迎える。


試合当日はスタジアムに2時間とか3時間前に到着している。自家用車でスタジアムへ向かうサポーターはどこもクルマがいっぱいで近隣の駐車場に駐車できなくなるためだ。ただ席取りをするサポーターはもっと前に来てるかもしれない。


スタジアムに入って座る席が決まったら、グッズ売り場やグルメを物色してぶらぶらする。お値段はちょっと通常の飲食店と比べて若干高めの感じ。スタジアムの席は自由席だったら、グラウンドに近い席を選びがちだが、玄人の皆さんはより全体を見渡せる上の方の席を選ぶということも知っておこう。


試合前になると選手達がグラウンドに出てきてウォーミングアップを始める。まずはGK陣が出てきてそのあとにフィールドプレーヤーだ。オシム前日本代表監督はこのウォーミングアップの様子である程度試合の勝敗を予則してしまうらしい。


ウォーミングアップが終われば、スタジアムのDJによる選手紹介が始まる。

ホームチームはムービー付きでカッコよく紹介される。サポーターによるチャントも鳴り響く。アウェーチームは名前を呼ぶだけだ。


選手入場。スタジアムにアンセムが流れる。

Jリーグだったら公式アンセムが流れるが、サポーターによるアンセムも歌われる。

サポーターアンセムリバプールのYOU'll NEVER WALK ALONE が有名。

先発メンバーが相手チームと審判団と握手交わしたら、記念撮影が行われる。


記念撮影が終わると選手がピッチに走り出し、ポジションについて軽くボール回しをする。ホーム・アウェイの各サポーターがチャント合戦を繰り広げ、スタジアムに少しずつ緊張感が高まってくる。キックオフ直前、先発メンバーがピッチ真ん中に集まり、円陣を組む。この時、僕はピッチの選手達に頼む〜という念を送る。


キックオフ!


試合中は状況により、観てる方の精神状態は大きく変わってくる。一点差で勝っている時は相手チームの攻撃に肝を冷やしながら戦況を見守るが、負けている時は藁にもすがる思いで逆転を祈る。

あまり安心して見られる試合は多くない。


サッカーには様々なドラマが起こる。試合終盤ロスタイムに勝ち越すような劇的な勝ち方をすれば、その逆もある。

とにかく点が入ったり、チームが勝利した時のスタジアムの一体感は何物にも、変えられない、

サポーターは自分達のチームが勝った時の嬉しさや感動が忘れられずスタジアムに通う。

そうして皆サッカーの魅力に引き込まれていく。


試合終了の笛が鳴った瞬間、勝っていればチームやサポーターは喜びを爆発させる。そしてそれぞれがとぼとぼと帰路につく。それまで試合中は大きな歓声やチャントが鳴り響いたスタジアムも静かになってサポーターもぽっかり心に穴が空いたようになる。

ちなみにサポーターはチームが勝てば次の試合まで幸せな日々が続くが、負ければ次の試合まで一週間暗い気持ちで日々を過ごすハメになる。

サポーターはこうしたサイクルをシーズン中ずっと繰り返す。応援するチームが生活の一部になっていくのだ。

チームと共に生きる。そんなサポーターの生活は精神衛生的にあまり良くないのかもしれないが…サポーターの人生をより濃くエキサイティングにしているのは事実だ。

それはそれで本当に素晴らしい人生になっていると僕は思う。